第6回 痛みの科学「痛みの伝達 part.1」

リハビリ整体 神戸

代表の河井陽介です。

神戸リハビリ整体院いたやどでは、「痛みの科学」というテーマで慢性痛を中心にシリーズでお届けしています。

今回から数回に分けて、“ 痛みのメカニズム ”をご紹介していきます。

まずこの図をご覧ください。

痛みのメカニズムを知るためには、まず感覚の伝わり方(感覚伝導路)を理解するとわかりやすいです。

[引用:リハ辞典+ https://physioapproach.com

①皮膚や筋肉、靭帯、骨など末梢組織にある感覚受容器が、熱や刺激(侵害刺激)を受ける事で活性化し、電気信号に変換されます。

②感覚受容器が刺激によって活性化し、電気信号に変換します。その電気信号を感覚神経線維が、脊髄や脳に伝えます。

その感覚神経線維は受容器から脳(大脳皮質)に至るまで、大きく分けて3本あります。

・1本目…受容器から脊髄に入るまで

・2本目…脊髄に入ってから脳の真ん中にある視床というところまで

・3本目…視床から大脳の表面(大脳皮質)まで

③視床で大脳皮質の各部位に届いた情報が統合されて、どこが、どういう種類の刺激で、どれぐらいの強さの痛みがあるかを認識します。

以上の感覚の伝導路について、メカニズムを理解していただいた上でもう一度、図をご覧ください。

[ 引用・改変:リハ辞典+ https://physioapproach.com

侵害受容性疼痛

感覚神経の一番末端にある感覚受容器に侵害性の刺激が加わった時に生じる痛みです。

つまり、感覚を感じるところに問題があった場合に生じる痛みです。

例)皮膚の切り傷、擦り傷、打撲など。

神経障害性疼痛

感覚神経の切断や圧迫などによって、神経伝達が正確に行えない場合に生じる痛みです。

つまり、感覚を伝える経路が遮断されることで生じる痛みであり、慢性痛に移行しやすい痛みと言われています。

例)骨折・切断・ヘルニア・狭窄症などによる末梢神経損傷、脊髄損傷、脳卒中など。

末梢神経損傷は、1本目の神経損傷

脊髄損傷は、2本目の神経損傷

脳卒中は、3本目の神経損傷 あるいは 脳の感覚領域の損傷

あわせて、神経障害性疼痛の評価をご紹介しますので、心当たりがある方は、評価してみてください。

「 全くない…0点 」

 「 少しある…1点 」

 「 ある…2点 」

 「 強くある…3点 」

 「 非常に強くある…4点 」 の5段階で評価し、合計点数から結果を判定してください。

[一般社団法人 日本ペインクリニック学会HP より引用]

※この評価だけでは神経障害性疼痛とは断定できません。可能性の高さ・低さとして判断していただけると良いです。

あなたのその痛みは、どんなことが原因で生じていますか?

当整体院では、慢性痛に移行した方、慢性痛に移行する可能性の高い方を対象に施術を行っています。

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