早いもので、もうすぐ12月ですね。
日々の暮らしとともに、時折、訪れる試練を
もっと楽しめるようになりたいと思う
今日この頃です。
今週末は、
今月の始めに、田中みずえさんの指導のもと
星の学びを共にしている仲間と体験した
ファミリーコンステレーションのことを
ふりかえっています。
ファミリーコンステレーションへの参加は、
今回2回目でしたので、
主に参加者(代理人)を体験しました。
面白いことに、
今回参加した中心人物の個々のお話しが、
私個人の家族や親戚のことに関連していて、
私の課題に対する気付きが得られたことを
嬉しく思います。
まず、私が気付いたのは、
勘違いが引き起こす罠です。
だれもが、
それぞれの立場や視点から感じ、
考え、行動することから生じる
相手との間にできてしまう見えない溝や壁に
行く手を阻まれて、
知らぬ間に、
個人の思い込みの中でもがいている状態に
陥ってしまっていることがあるように思いました。
その溝に嵌ってしまったり、
その壁にぶつかってしまうと、
全体像がさらに見えなくなってしまい、
勘違いが勘違いを生んで、
絡んでしまい解けなくなってしまった糸のように
どうしていいのかわからない思考の錯覚に
陥ってしまうということが起きているのです。
そして、
人生がうまく行かないことを人のせいにしたり、
自分が駄目だからだ…と自分を責めたりする。
あるいは、「人生ってこんなもの」と諦めているのかも知れない。
勘違いからくる錯覚に思考を蝕まれていても、
個人の思い込みの中にいるので、
本人は、それを自覚できていない
ということが起こるのだと思います。
そんな時に
個人の思い込みの枠から、
ふと一歩引いてみると
見えてくる世界があります。
その世界は、見ようとしないと
見えないかもしれません。
でも、枠を少しだけ広げて、
自分を少し遠くから見ようとすると
今まで見えていなかったものが見えてきます。
例えば、相手のことをよく理解できず、
「なんでこの人はこんな行動を繰り返すのだろう?」
「なんで私はこの人の為に、一生懸命、尽くしているのにわかってくれないんだろう?」
と思い嘆き、苦しみ、怒りさえ感じてしまっていたとします。
けれども、相手の立場に立ってみると、
「なんでもっと私をかまってくれないんだろう?」
「私が欲しいのは、心のこもった本物の愛情であって、ものや形だけの見せかけのものではないんや」
って嘆き悲しんでいるのかもしれないのです。
その人の為にと思ってやっていたことが、
いつのまにか嫌々やっていること、
誰もが、経験していることではないでしょうか?
誰かの思いや願いに迎合し続ければ、
自分が犠牲になっていると思い込み、
やがて
自分自身を大切にしてもらえていないという
心の痛み、苦しみ、怒りとなり、
それは、元々、
自らの選択であったにも関わらず、
相手の思いや願いを非難してしまう。
今ある現実は、自分の責任。
そんなことは分かっているはずなのに・・・
大切なのは、
自分の思いや願いを隠したり、
ないものにしたりしないこと。
まず自分を大切にして
自分の芯をしっかり持つことで、
自分が進みたい方向性が見えてくる。
自分と相手の好きな部分も
嫌な部分も認めること。
嫌な部分は、特に、そんな価値観もあるのだなと
大きく捉えてみる。
それだけで、
自分が持っている価値観の幅は大きく広がって、
自分の選択に責任をもって
行動できるようになり、
人生がより豊かになるのだと思います。